アサヒ小型乾燥機ペルー導入

    ペルー共和国へ乾燥機が売れた、いきさつ

 (財)海外漁業協力財団 K氏の話

 日本のペルー沖での漁業権獲得のためにODAのような形で、日本の水産加工技術をペルーへ伝えて行きたいと思っていて、初めは魚肉ソーセージを考えていたが、コストが高く月に日本円で、5000~6000円くらいしか稼げない山岳地帯の人々には買ってもらえないので別の物を探していると、大昔にペルーの山岳地帯で、アンチョビー(ペルーカタクチイワシ)の干物のような物が食べられている事が分かった。最初は大昔に海から遠く離れたアンデスの高地にアンチョビーが存在した事さえ信じられなかったが、調べてみるとこの辺りで出土した土器にアンチョビーの絵が描かれていた事から、当時そこに存在した事が判明した。また、運搬方法も人の手で20kmずつリレー方式で、山の上まで運ばれていた事が分かった。この事から、試しにアンチョビーの丸干しを作って現地の人に食べてもらうと好評で、特に子供たちが、おいしそうに食べているのを見て、ペルーで丸干しを作ってみる事に決めた。ペルー水産加工研究所(ITP)で試験的に製造を始めたが、研究所が海の近くで意外と湿度が高く、また埃が多いので、天日では難しく、研究所にあった熱風の乾燥機では、外側は乾くが内側に水分が残って良くないので、インターネットで見た冷風乾燥機を検討する事にした。見ると旭調温工業㈱の機械が日本で丸干しの実績が有り、このアサヒ冷風乾燥機を導入する事に決めた。

 上記のようないきさつで、アサヒ小型冷風乾燥機CV-20ANは、ペルーへ導入され、

 国立水産加工研究で、稼働しております。

 

 

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